人気アイドル「新しい学校のリーダーズ」の代表曲「オトナブルー」が、ネットで「パクリじゃないか」と言われていたようです。
実際のところパクリではなく、Suzukaさんが尊敬する和田アキ子さんの楽曲「古い日記」のオマージュであることがわかりました。
また古い日記のほかにも、オトナブルーとよく似てる曲がいくつもあることを発見!
そこで今回は、
- オトナブルーがパクリというネット上の声
- オトナブルーは古い日記のオマージュ?
- 新しい学校のリーダーズと和田アキ子が共演
- オトナブルーと似てる曲
についてまとめてみました。
【新しい学校のリーダーズ】オトナブルーはパクリ?

新しい学校のリーダーズの代表曲とも言える「オトナブルー」
有名であるがため、「パクリじゃないか」という厳しい意見も浴びるようになっているようです。
「和田アキ子の真似だ」と言う声

Xには、オトナブルーは和田アキ子さんの代表曲「古い日記のパクリだ!」という声が多く見られました。
確かにやってるの和田アキ子の真似だな、オトナブルー
(新しい学校のリーダーズだっけ?)— かいぶつさん🍥 (@whoamIand_0401) April 12, 2023
オトナブルーという曲
あの紅白歌手さんの名曲「古い日記」にそっくり
歌いだしのところが、とくに
・・・丸パクリ!— Linty🌿 (@WnV7u6KbLsoqcTO) June 2, 2023
リーダーズのオトナブルーはショージキ和田アキ子の古い日記のパクリにしか聞こえんのであんまり心象は良くない
— 梟 (@C6H6x) June 29, 2023
確かに雰囲気は似ていますが、歌詞の内容やコンセプトは大きく異なります。
例えば、オトナブルーでは
わかってる ほしいんでしょ
艶やかな この唇
ヤワな男たち 惹き寄せる
息を呑むほどに 甘い密引用元:GENIUS
と、魅力を持て余した女性が周囲の男性をメロメロにして誘い込む、スリリングな描写がされていますね。
それに対して古い日記では、
あの頃はふたり共
なぜかしら 世間には
すねたよな暮し方
恋の小さなアパートで Ha!引用元:lyricejp.com
と、二人で寄り添いつつも孤独感が溢れるような、切なさこそ強く感じられる歌詞ですね。
故に両者が表現しているものは「華やかさ」と「切なさ」なる、相反するもの。
パクリというには、少し疑問が残ります。
音楽性に関する指摘も

また、パクリとは言わないが「オトナブルーと昭和歌謡曲との関係性に疑問がある」という、なんとも奥深い意見もありました。
昭和歌謡をオマージュしている節があると思うのですが、原曲や昭和歌謡が好きなわたしとしては、なんだか原曲・歌手に対するリスペクトを感じられません。
ほかの歌手さんのカバーやアンサーソングなどは、原曲を大切にしていると感じられるのですが、オトナブルーは好き勝手にリメイクされているように感じます。引用元:Yahoo!知恵袋
なるほど、とても説得力ある意見ですね。
古き良き昭和歌謡曲も、それらと似てる曲であるオトナブルーもしっかり聴いた上での考えであることがわかります。
本当に70年代から80年代に流行った歌謡曲が好きな方であれば、こうした意見があってもおかしくはないですね
思うに、この方がおっしゃっている「好き勝手なリメイク」というのは、新しい学校のリーダーズの方々もどこかで感じることもあったかもしれません。
何より、オトナブルーが昭和チックなのはSuzukaさん自身が昭和時代の曲を好まれるからなのです。
そのあたりについて、次章でもう少し詳しくお話ししましょう。
【新しい学校のリーダーズ】オトナブルーはパクリじゃなくてオマージュ!

和田アキ子さんのパクリとまで言われる「オトナブルー」
この曲には、Suzukaさんの音楽に対する想いこそ込められているのです。
Suzukaは昭和歌謡曲が好き

新しい学校のリーダーズのリーダー的存在、Suzukaさんは、昭和歌謡曲をこよなく愛される方。
オトナブルーのテイストには、そうした側面が大きく影響しているのだと考えられます。
レコチョクでのインタビューにて、Suzukaさんはご自身の好きな音楽に関し、
私はクラシックから昭和歌謡、K-POPやハードロックも好きなんですけど、最近はエレクトロニクスが好きで聴いてて。移動中とか、ハイになりたい時に聴いてます。
引用元:レコログ
と話しています。
また、Suzukaさんはお母様ともカラオケで
- ちあきなおみさん
- 中森明菜さん
などの曲を一緒に歌われるとのことです。
やはり自分の作品だからこそ、自分の好みや感性をフルに発揮して表現・創作すべきですからね。
オトナブルーのテイストが、昭和歌謡曲チックになるのも頷けます。
和田アキ子と実際に共演!

実は、新しい学校のリーダーズは和田アキ子さんと共演しています。
芸能活動55周年を記念して行われた「ラストホールツアー」にて、新しい学校のリーダーズと共演。
そこで、お互いの代表曲「オトナブルー」と「古い日記」を披露しました。
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和田アキ子さんは、新しい学校のリーダーズのことをTikTokで知ったとのことです。
今年で芸能生活55周年を迎える歌手・和田アキ子さん。10月のNHKホールを皮切りに、最後の「ラストホールツアー」をスタートさせます。7月12日にはフジテレビ系特別番組「2023FNS歌謡祭・夏」で、動画投稿アプリTikTokをきっかけに大人気となった4人組ダンスボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」と共演。
引用元:Yahoo!ニュース
お互いに意気投合していることから、やはりオトナブルーはSuzukaさんの内面にある、
- 和田アキ子さんに対する憧れ
- 昭和歌謡曲がもつ雰囲気への憧れ
といったものが、強く現れているのだと思います。
それでいて、女性的な魅力を「新しい学校のリーダーズ」として力強く描写されている。
これは「パクリ」というよりも、「オマージュ」ではないでしょうか。
そして、新しい学校のリーダーズやオトナブルーのコンセプトと近い曲は、他にもございます。
【新しい学校のリーダーズ】オトナブルーと似てる曲5つ!

オトナブルーとよく似てる曲を一覧にしてみました。
- 和田アキ子「古い日記」
- 山本リンダ「どうにもとまらない」
- 山口百恵「プレイバックPart2」
- 相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」
- Eurythmics「Sweet Dreams (Are Made Of This)」
和田アキ子さんの曲以外にも、これだけあったんですね。
では1曲ずつ、紹介していきましょう。
1. 和田アキ子「古い日記」

まずは、先ほども紹介した和田アキ子さんの「古い日記」
オトナブルーの原点とも言える曲ですね。
オトナブルーや新しい学校のリーダーズの原点として聴いてみると、この時代の曲って、いい味だしてるな、と思います。
独特の感性をもつSuzukaさんだからこそ、こうした奥深い魅力がわかるのかもしれませんね。
2. 山本リンダ「どうにもとまらない」

山本リンダさんの72年発売シングル「どうにもとまらない」も、オトナブルーとよく似た曲です。
イントロは少しリズミカルな出だしですが、そこから合わせて入る山本リンダさんのヴォーカルが、確かによく似ていますね!
サビの方は、さすがに「どうにもとまらない」の方が渋い感じが強めでしょうか。
3. 山口百恵「プレイバックPart2」

あの「馬鹿にしないでよ!」の強気なフレーズが印象的な、山口百恵さんの「プレイバックPart2」
例の「馬鹿にしないでよ!」のフレーズや、「女はいつも、まってるなんて」あたりの口百恵さんの声が、オトナブルーのイントロとよく似ています。
こうした曲でしか聴けない、強い女性の声。
強さの中にある「美しさ」が、なんともいえない魅力ですね。
メロディは大きく違いますが、声質について「オトナブルー」とかなり近いものがあると思います。
4. 相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」

ここまでは「音」に着目して似てる曲を紹介してきましたが、今度は「歌詞」に着目して選んだのがこちらの曲。
相川七瀬さんの「夢見る少女じゃいられない」です。
曲を知っているひとからすると「似てる?」と思うかもしれません。
確かに曲調は大きく違いますね。
似てると思ったのは、あくまで歌詞の内容です。
「夢見る少女じゃいられない」の、特にサビの歌詞をよく読んでみると、
もっと激しい夜に抱かれたい No No それじゃ届かない
素敵な嘘に溺れたい No No それじゃものたりない鏡の中 今も ふるえてる
あの日の私がいる
夢見る少女じゃいられない引用元:Uta-Net
いかがでしょう?
改めて読んでみると、恋心の甘さ、その先にある危なっかしさ、
そう言ったものを感じさせられますね。
「激しい夜に抱かれたい」と思いつつも「ふるえてる」と歌う、鏡の中=あの日の私。
この” 鏡の中=あの日の私”というのは、おそらく相川七瀬さんにとっての「幼い自分」のことだと思います。
つまり、この歌は不器用ながらも抑えきれない乙女心や、そんな思いを抱えた「大人になりきれない少女心」を表現しているのではないでしょうか?

そして大人ブルーも、この「不器用な少女心」を甘く美しく表現した曲だと思います。
特に、Bメロの
優しいだけの 言葉じゃなくて 心で繋がりたくて
ありきたりな メイクじゃ隠せない Ah 憧れだけ Ah 夢を見る
あなたの前で また 大人振る引用元:Uta-Net
この部分はまさに、幼いが故にうまく相手に伝えきれない「恋心」を表現した歌詞だと思います。
言葉でも、メイクでも、今の自分ではうまく伝えることのできない「好き」と言う気持ち。
でも今は夢を見ながら大人振る「オトナブルー」ことしかできない。
抱えきれない程の甘くもどかしい思いこそ、詩や音色になると美しいのですね。
5. Eurythmics「Sweet Dreams (Are Made Of This)」

最後に紹介するのは、なんと海外のシンセポップナンバー!
丁度、このEurythmics(ユーリズミックス)と言う人たちも、80年代に活躍されたイギリスのミュージシャンです。
こちらの曲「スウィート・ドリームス」は全米第一位を記録した大ヒット曲。
深く美しい歌声とは裏腹に、シンセサイザーの音が軽快に弾み、それでいて全体的にムーディーな仕上がり。
言語こそ違えど、雰囲気がよく似ていると思います。
ちなみにこの曲は、人間の「欲」に対するネガティブな部分を歌ったもの。
サビの「Sweet dreams are made of this “甘い夢なんてこんなもの”」という歌詞には、欲望の末の
「誰かを蹴落としたい」
という思いに対する皮肉が込められているようです。

しかし、オトナブルーでは似たようなムードで「息を呑むほどに 甘い蜜」という、人間の欲そのもの差し出される。
ひとつのムードでも、そこで表現される想いや解釈は大きく異なるあたり。音楽の奥深さを感じさせられました。
以上、新しい学校のリーダーズの代表曲、オトナブルーについてまとめてみました。
今後、何か新しいことがわかりましたら追記します。
まとめ:【新しい学校のリーダーズ】オトナブルーはパクリじゃなくてオマージュ!似てる曲5つを紹介!
新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」がパクリという評判や、似てる曲についてお話ししました。
- Xには、オトナブルーは「パクリ」という声が多数
- また、なかには「昭和歌謡の良さをわかってない」との声も
- 実際には、オトナブルーは和田アキ子の「古い日記」のオマージュ
- 和田アキ子とは2023FNS歌謡祭・夏で共演
和田アキ子さんと共演していた時のSuzukaさん、すごく活き活きと踊っていて楽しそうでしたね!
今後の新しい学校のリーダーズがみせる、独特な世界観にも期待です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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